過払い金の返還請求とグレーゾーン金利

過払いに該当する人

どのような人が過払い金を多く払ってきたのでしょうか。

まず金利が高ければ高いほど過払いを起こしやすくなります。 多すぎる利子を毎月支払えば、それだけ本来支払うべき金額に到達するのが 早くなるからです。 平成12年6月以前は年40%近い金利で取引をしていた方もいましたが、 このような人は過払いになりやすい状態だったといえるでしょう。 逆に法律で認められた利息制限法よりちょっと上回る程度であれば、 短期間ではなかなか過払いになりません。 利息制限法以下の金利で取引をした場合は過払いにはなることはありません。 銀行のように利息制限法以内の低い利率なら、長期間取り引きをしていても 過払い金は発生しませんが、 消費者金融のように高い金利で取り引きをしていれば過払いになりやすく、 金額も大きくなっていくのです。 消費者金融でも取引期間が短ければすぐには過払いになりませんが、 取引期間が長ければ長いほど支払った利息も増えるので、 過払いになりやすくなります。